一茶園タイムス
2026/01/20

抹茶も煎茶も値上げ…?今、お茶の世界で起きている「異変」の理由と、一茶園からのお願い


皆様、こんにちは。一茶園です。 新しい年が始まり、寒さが本格的になってまいりましたね。
本日は、お茶を愛する皆様に、少し心苦しい大切なお知らせとお話をさせていただかなければなりません。


最近、ニュースなどで「お茶の値上げ」を耳にされることはありませんか? 実は、業界最大手の伊藤園「お〜いお茶」も、原材料の供給不足やコスト高騰を理由に、2026年3月からの値上げを発表しました。
緑茶製品および野菜・果実飲料製品の価格改定に関するお知らせ | 伊藤園

 

「なぜ今、お茶が値上がりしているの?」 そう疑問に思われる方も多いかと思います。今回はその背景にある「お茶の歴史的な高騰」についてお話しします。

 

1. 世界的な「抹茶ブーム」が国内を直撃

今、世界中で空前の日本茶ブームが起きています。健康志向の高まりやSNSでの人気を背景に、特に「抹茶(Matcha)」の需要が爆発的に増えているのです。

日本で生産されるお茶の約17%が海外へ輸出される見通しとなっており、輸出量は過去最高を更新し続けています。

 

 

2. 「抹茶」を作るために「煎茶」が減っている?

高単価で取引される抹茶の需要が急増したことで、国内の生産地では大きな変化が起きています。多くの茶農家様が、煎茶の生産から、抹茶の原料となる「碾茶(てんちゃ)」への転換を急速に進めているのです。

その結果、何が起きているかというと……

なんと、2025年産の煎茶(二番茶・三番茶)の相場は、前年のおよそ200%(2倍!)という驚くべき高騰を見せています。

3. 加重するコストの負担

お茶そのものの価格だけでなく、お茶を作るためのエネルギー、パッケージなどの資材、輸送費、そして人件費といったあらゆるコストも上昇し続けています。

これまで、多くの茶舗が企業努力で価格を維持してきましたが、現在の高騰はもはやその範囲を大きく超える、極めて困難な状況にあります。

一茶園からのお願い

このような市場環境の中、一茶園におきましても、苦渋の決断ではございますが、「粉末茶」を中心とした一部商品の価格改定をさせていただくこととなりました。

いつも一茶園のお茶を楽しみにしてくださっている皆様には、大変なご迷惑をおかけいたします。誠に申し訳ございません。

 

私たちが守りたいのは、一杯のお茶がもたらす「心安らぐ時間」と、日本の素晴らしいお茶文化を次世代へつないでいくことです。 事情をご賢察いただき、何卒ご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

これからも、皆様に美味しいお茶をお届けできるよう、精一杯努めてまいります。

 

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